ご挨拶

代表取締役社長 入江 喬介
代表取締役社長 入江 喬介

「画像診断の中で最も安全で手軽に使える超音波を全身の検査や診断に使えるように」
というご要望を聞きながら臨床医の方々と超音波診断装置の研究開発を続けて約50年が経ちました。

ご存知のように、超音波は被検査者への被曝被害がないため、産科での胎児診断を始めとして
腹部、循環器(心臓や血管など)体表臓器などの種々の臨床・研究分野で広く利用されています。
しかし、骨や肺の画像診断にはいまだX線やMRIなどが多く使用されています。

「骨は硬くて超音波が透過しない」、「肺もまた空気が充満しているので超音波が透過しない」と言われ(信じられ)、
そのため超音波による骨や肺の画像診断は不可能とも考えられてきました。
私は、対象物と超音波の共振による特性などを利用すれば、超音波による骨や肺の画像診断は可能ではないだろうかと考え、
内部組織をも含めた骨の超音波画像化の研究を進めてきました。

「不可能と思われていることを鵜呑みにしてはならない。
冷静に、かつ科学的に分析を重ねれば必ず突破口は見つかるはず。」
この確固たる信念の基に、超音波技術を駆使して〔人に優しい、より安全な検査と診断〕に貢献できるよう努力を続けます。